社会人になって健康を脅かす要因として取り上げられることの一つが、運動不足です。社会に出て仕事を持つようになると、学生の頃に比べて自由にできる時間が少なくなります。その結果、運動する機会が少なくなって肥満に陥り、生活習慣病を発症しやすくなるという問題が起こります。介護や看護といった仕事の場合には、体力を使う場合が多々あるため、デスクワーク中心の職業に比べると運動不足には陥りにくい傾向にあります。それでも、運動を怠っていると次第に脂肪が蓄積されて肥満体形になり、業務にも支障をきたす可能性が考えられます。
そこで、仕事がオフの日には、自由な時間を利用して運動をすると健康の維持に有効です。運動の方法は、ジョギングやウォーキングなど簡単にできる運動方法や、野球・サッカーなどの球技、あるいは登山などがあり、休日異楽しみながら運動をするという人も少なくありません。このような休日の運動に加えて、出勤や帰宅時にもできるだけ運動するよう心掛けると、社会人の健康管理に役立つのではないでしょうか。
職場にエレベーターと階段の選択肢がある場合には、できるだけ階段を使って上り下りをするだけでも簡単な運動になります。また、徒歩で移動できる範囲であれば、できるだけ車やバスは使わず、自らの足で移動するといった工夫も良いでしょう。このような運動は積み重ねが重要であり、一時的に行っても意味がありません。運動する習慣を身につけるよう意識すると、体の調子が整えられて、健康的に仕事が続けられるのではないでしょうか。